これが日本の現実!
日本は世界一の電磁波大国だと思います。こんな小さな国が何故そうなのかですが、私たちは次の3つの点を理由にそう考えます。
①狭い国土で大量の電力を使う
②一般家庭の電源が100Vである
③アースがない
これは携帯電話などの電磁波(高周波)も同様だろうと推測しますが、あくまで私たちが対象としている、家庭内から発生する身近な電磁波(極低周波50~60㎐)についての話なのでご了承ください。その上で次のように各理由を説明したいと思います。
①狭い国土で大量の電力を使う
日本の国土は全世界の順位では61位。世界中の面積の、たった0.3%にも満たないのに、使用する電力量は世界で第3位なのです(資料により多少異なりますが)。世界一の広さを誇り、全世界の面積の11%を占めるロシアより電力を使っているのです!
しかも、日本の国土の2/3が森林を占めているのですから、その面積で世界第3位の電力を使っているのは、驚愕の数字だと思います。宇宙から日本を見ると電気で光輝いている、と言われるのもうなづけます。
また、家電品大好きな日本人が建てる最近の一般住宅には、ひとつの部屋にもコンセントがあちこちにありますので、すべて合わせると800m~1000mもの電線が使われるそうです。もう、電線で作った鳥かご状態ですね。しかも、壁や天井や床の下に張り巡らされるため見た目には全く分かりませんし、それを知ってる人は殆どいないのが一番の問題点だと私たちは考えます。
②一般家庭の電源が100Ⅴである
みなさんご存知のように、日本の一般住宅の使用電圧は100Ⅴです。しかし、海外では200Ⅴが主流です。これで何が変わるかといいますと、使う電流の量が違ってくるのです。
仮に消費電力が1000W(ワット)のドライヤーを使うことを想定すると、使う電気の量が違ってきます。計算すると次のようになります。
消費電力(W:ワット) = 電圧(Ⅴ:ボルト) × 電流 (A:アンペア)
・100Vの日本では、10Aの電流が流れます。
1000W = 100V × 10A
・200Vの外国では日本の半分、5Aの電流が流れます。
1000W = 200V × 5A
電流が多く流れるほど、磁場(磁界)が大きくなるので、日本の100Ⅴの方が沢山の磁場が発生することになります。
ただ、電圧が高いほど電場(電界)は大きくなるので、200Ⅴの方が電場(電界)については大きくなるので、ここは日本の方が安全かと思いきや、何故がここでも外国の200Ⅴの方が安全なのです。それは何故か?ここで「アース」という考え方が出て来ます。
電磁波とは、電場と磁場の波のことであり、詳しくは下記のコラムを参照願います。
③アースがない
アースとは、電気機器から発生する電磁波を大地に逃がしてあげる回路、電気的仕組み。本来は漏電が生じた場合に人の命を守る安全回路なのですが、これが不要な電場(電界)を逃がすことにもなるのです
具体的には、洗濯機・冷蔵庫・電磁レンジなど、水を扱ったり、大きな電力を使うものは、安全のためアースを取るようになっています。通常緑色をしている配線なので皆さんお見掛けされたことがあると思います。この緑色の線が電子機器から発生する電場(電界)を効果的に地面に逃がしてくれます。よって、アースがついているコンセントがあるご家庭では、積極的に各機器をアースすることをお勧めします。接続した機器からは電場を90%以上除去できると思います。
この「アース」の接続口が、日本中の殆どの住宅にはないのです。なので、電場は高いし、磁場も高いし、家は小さくて電磁波の影響を受けやすいし。という状況になってしまいます。
対策としては、「アース」を電気屋さんに頼んで設置して貰うしかありません。ただ、専門職の方が工事するので、金額的にも安くはありません。
一番安価なのは、またもやPRになってしまいますが、日本電磁波教会員が販売する「プラグインアース」を使うことです。この機器は普通のコンセントを利用して「アース」を取ることが出来る優れものです。
とても悩ましい問題であり、もちろん何もしない…という選択もあります。ただ、ここまで読んで頂いた皆さまは健康への意識が高い方だと思います。ネットには沢山の情報がありますので色々と調査されたうえで、たったひとつのご自分の体、ご家族の体に対して、最良の判断をされることを願います。